- 大手の終身雇用や年功序列の廃止と聞いて焦りを感じる
- 転職をすべきという情報だけが先行し、具体的な動き方がわからない
- 労働市場価値を上げるために動いてみたい
など、様々な理由で転職を意識する人が増えています。
一方で転職に向けてどのような準備ができるのか、それを知らない人が非常に多いです。
転職エージェントに相談をする、というのは確かにおすすめできる方法ですが、ある程度自分で考えておいた方が自信を持って転職活動を進めることができます。
私は現在、営業スキルを使って独立をしていますが、それ以前は外資系コンサルティングファームへ転職も成功させています。最終的には世間的に転職成功と言われる会社への転職ができましたが、苦労も人一倍しました。
この記事では、転職に成功した私が、最初から知っていればもっと楽に転職できていた、と思うことをまとめています。
何事もいいスタートダッシュが重要です。この記事の内容を実践すれば、最高の転職活動の第一歩を踏み出せるものになっています。ぜひ最後まで読んでいただき、皆様の転職活動をより良いものにしてください。
転職活動は面接や面接対策をメインに考える人が多いですが、それ以上に重要な考えておくべきことが多くあります。
転職したい営業マンは動くタイミングを見逃さないことが重要
まず大前提として、全ての営業マンは転職、または独立をするべきです。
理由は大きく分けて3つあります。
- 営業の給料は、業界と会社に大きく依存するから
- 営業スキルの「再現性」は一社では身につけることが難しいから
- 営業は管理職よりも現場が稼げる仕事だから
より詳しい理由は以下記事を読んでいただければと思いますが、とにかく営業として成功するためには転職、または独立が必須になります。そして私はまずは転職を複数社経験し、実力をつけることをお勧めしています。
しかしながら転職するための一歩が踏み出せない、または踏み出すべきタイミングがわからない、という人がいると思います。
確かに転職にはタイミングも非常に重要で、あなたが踏み出す一歩が、成功に近づく一歩になるタイミングを見極める必要があります。そしてそれは、必ずしもポジティブなタイミングとは限りません。
私の考える転職すべきタイミングは以下の通りです。
ポジティブな理由
- 明確な結果を残せた時
- 同じ会社で3年以上プレイヤーを続けた時
など、現状うまくいっている、あるいはしっかりと経験を積んだタイミングが望ましいです。
ネガティブな理由
- 心を病むほど追い込まれた時
- 営業が向いていないと確信した時
など、働き続けることが、今後の人生のマイナスになる、あるいはプラスにならないことが明確なタイミングも動くべきタイミングとなります。
この他動くべきタイミング、動くべきではないタイミングなども紹介しているので、是非以下の記事を読んでみてください。
転職したい営業マンはキャリアプランで人生の軸と転職の軸を決めることから始める
転職したい営業マンはキャリアプランを最初に考える必要があります。
キャリアプランには以下2種類あります。
- 超長期的な人生の目標
- 現在、あるいは転職先の会社で叶えたい目標
主に転職活動で直接的に聞かれることが多いのは後者のキャリアプランです。
しかしここではっきりとお伝えしたいのは、まずは前者の超長期的な人生の目標、いわゆる夢を決めることが大切です。
なぜなら、これから転職活動に向けて、様々な準備をしていきますが、その全ての軸になるのがあなたの夢だからです。この軸を持っていないと、単体で見ればいいものが、まとめるとどこかチグハグで信憑性のないものに変わってしまいます。
転職活動において最も重要な一貫性を持てるか否かは、超長期的な人生の目標にかかっています。
そもそもどのようにして、キャリアプランを考えるべきなのか、そして面接ではどのようにして回答すべきなのか、詳しくは以下の記事にまとめているので是非読んでみてください。
営業から転職したい理由を明確にする
次に転職をしようと決意した理由を明確にする必要があります。
これは営業職→営業職、または営業職→他の職種のどちらの場合も決めておく必要があります。
転職理由はあなたの人間性と対人スキルを証明するために、非常に重要な要素となります。具体的には以下を判断されるとご認識ください。
- 働く上で重要視しているものは何か
- 長く働いてくれるか
- 転職理由は妥当か
- ネガティブな情報をうまく伝えられるか
特に最後の項目は、営業が特に重要視してみられるポイントだと思います。
転職理由はどうしてもネガティブな理由になりやすいです。なぜなら今の職場から変わる=今の職場では叶えられない何かがある、ということだからです。
そのため、前向きな転職だとしても、それを前向きにうまく伝えられるかは本人のスキルに大きく依存します。
このように非常に重要な転職理由の考え方や面接での答え方は以下の記事に詳しくまとめているので、ぜひ読んでみてください。
キャリアプランと転職理由から転職したい業界や職種を決定する
次に、あなたが転職をしたい業界や業種を決める必要があります。
この業界や業種の選択が、あなたの転職難易度や、転職後の成功に大きな影響を与えることは言うまでもありません。
基本的には、職種と業界どちらも未経験を選択することは避けるべきです。職種を変える場合は業界を、業界を変える場合は職種を変えると意識すると、無謀な転職活動にはなりづらいです。
そしてもし、あなたが営業という職種を変えずに転職をする場合、業界の選択は慎重に行う必要があります。なぜなら、何度もお伝えしているように、営業の給料は選択する業界によって大きく変わるためです。
業界を変える、職種を変える、どちらのパターンでもお勧めの選択肢を以下記事にまとめているので、是非読んでみてください。
職務経歴書に、これまでの経歴を一連のストーリーでまとめる
最後に、転職活動では職務経歴書の作成が必要不可欠です。
基本的なルールやフォーマットは、転職エージェントから入手すれば確実です。よって私からは営業だからこそ書くべき点、注意すべき点をまとめてご説明します。
- 「何を」「誰に」「どのように」販売していたのか記載する
- 結果を数値と、結果を出すために行なった工夫をセットで記載する
- 売る以外の能力も記載する
- すべの項目で一貫性のある内容にする
などなど、意外と注意すべき点が多いのが職務経歴書です。特に最後の項目は、見落としがちなので注意が必要です。
営業は面接に進むことさえできれば強いと思いますが、その面接に進む前に書類で落とされては得意分野で戦うことができません。
あなたが書類審査で不採用にならないため、そして面接を有利にするための職務経歴書の書き方を以下記事にまとめているので、是非ご確認ください。
転職を考えた営業マンは、エージェントに相談するべき
ここまで記載した内容と詳しく記載した記事をご確認いただければ、面接までの準備としては完璧です。
しかしながら、「自分の視点」だけでまとめた内容は、どれだけ時間を使っても脆いものです。「第三者の視点」を入れるためにも、転職エージェントを利用すべきです。
また、営業は様々なお客様との面談などでスケジュール調整が難しい、かつ複雑な職種です。そのため、転職に関するスケジュール管理などは、プロに投げてしまう方がスムーズに進めることができます。
幸い無料の転職エージェントは多いため、ぜひ自分に合ったエージェントを探してみてください。
私がおすすめする転職エージェントは以下3社です。
まずはCMなどでも有名なDODAです。何かに特化しエージェントではない分、フラットにあなたの経験を深掘り、アドバイスをしてくれます。どのような方向に進むにせよ、一度は相談してみると、業界トップレベルのサービスを体感できます。
営業職の方で、まだ希望の職種や業界が決まっていない場合は、マイナビ営業AGENTがおすすめの転職エージェントです。営業職の方限定になってしまうのですが、その分営業の悩みをしっかりと理解した提案をしてくれます。
もしすでに営業として、IT業界への転職を希望されている場合、マーキャリをお勧めします。業界を悩んでいる途中だと、もっと色々な業界を紹介してほしいと思う人もいるかと思うので、IT業界への決め打ちをする方にのみお勧めしています。
転職活動は準備することも多く、果てしない道に思うかもしれません。ただどんな目標を達成するにも一歩ずつ進むしか方法はありません。是非最初の一歩をこの瞬間から踏み出してください。
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